使って大丈夫？「えごったー」の危険性と安心して使用するための秘訣

「えごったー」という分析ツールを使ってみたいけれど、セキュリティやプライバシーへの影響が気になる…という方へ。この記事では、そんな疑問や悩みを解消するための具体的な情報と対策をわかりやすく解説しています。

安心して「えごったー」を使う方法から、もし使うのをやめたい時の手順、意図しないダイレクトメッセージの送信問題についても、あなたのTwitter(現：X）ライフをより豊かにするための秘訣が満載です。

※この記事では、ツール名が「えごったー」ということもあり、あえて旧名のTwitterと表記させていただきます。

「えごったー」に対する懸念は妥当か？

Googleで「えごったー」と検索すると、「えごったー 不気味」といった関連キーワードが出現することがあります。
これは、Twitter分析ツール「えごったー」に対する一部のユーザーの不安を反映している可能性があります。

「えごったー」は、ユーザーのTwitterアカウントを詳細に分析し、以下のような情報を提供するサービスです。

片思いのフォローを管理し、相手にフォローバックされていない場合の数を把握できる
フォロワー数の増減を分析
交流が多いユーザーをランキング形式で表示
フォロー解除された際やミュート、ブロックされたユーザーを通知
これらの機能は、特にTwitter上での人間関係に敏感なユーザーにとって、非常に魅力的なものかもしれません。

ただし、「えごったー」が「不気味」と感じられる一因には、アカウントのセキュリティに関する懸念があります。
具体的には、ユーザーが自身のアカウントを分析する際、パスワードを入力する必要がないため、他人のアカウント情報が第三者によって容易に収集できてしまう可能性があります。

自分自身の分析目的であれば問題ないものの、他人が不正に分析することも可能であるため、不快感を覚えるユーザーもいるかもしれません。

また、自分のアカウントが第三者に検索された際に通知が来る機能はあるものの、その動機が明確ではないため、受け取ったユーザーが不安や疑念を抱くことはあり得ます。

「えごったー」のリスクは本当にあるのか？

「えごったー」の安全性に対する疑問は、Twitter上のスパム活動と関連があるかもしれません。
「Twitterスパム」とは、ユーザーを誘導する文言と共に不適切なリンクを自動投稿させる行為で、これによって特定のアプリケーションが意図せず表示される場合があります。

このような状況は、「えごったー」がスパム活動の背後にあるとの誤解を生むリスクを持ちます。
しかし、実際には「えごったー」がそのようなスパム攻撃の被害者である可能性も考慮する必要があります。

スパムによる攻撃を受けた後、アプリを解除しても安全が完全に保証されるわけではないのが現実です。
「えごったー」側もこの問題に対して公式アカウントでコメントを出しています。

「えごったーの連携を解除した！ 安心！」とか言っている皆さん

えごったーはスパムと無関係なので、あなたのアカウントは今もスパムツイートを続けてますよ( ˙-˙ )

フォロワーさんにスパムを広めないためにも、えごったーではなくスパムの連携を解除しましょう…！ https://t.co/ppaEhNuPNj

— えごったー (@ego_tter) March 13, 2017

このように、「えごったー」に対する不安や疑問は、一部には根拠があるものの、サービスの安全性やプライバシー保護の取り組みについては、ユーザーが正確な情報を得て理解することが重要です。
また、「えごったー」利用時のセキュリティ対策や、不審なアクティビティに対する警戒心を持つことも、個々のユーザーに求められる対応と言えるでしょう。

「えごったー」使用時のTwitterセキュリティ懸念

Twitterを利用している全ての人が直面する可能性のある一つのリスクは、自分のアカウントが不正に利用されることです。
第三者によるアカウントの乗っ取りが発生すると、以下のような問題が起こり得ます：

• 勝手に投稿されるツイート
• 承認していないアカウントのフォロー
• 望まないダイレクトメッセージの送信
• フォロワーに対する影響の拡散
• 特に、フォロワーへの影響は深刻な問題となります。

乗っ取りの背景には大きく分けて二つの原因があります。
一つ目は、ログイン情報の漏洩による不正アクセスで、二要素認証を設定していない場合、メールアドレスとパスワードのみでログイン可能な状態になります。
二つ目は、アプリ連携を通じた乗っ取りで、特定のアプリへ過剰な権限を与えた結果、アカウントが勝手に操作されるケースです。

では、これらの問題がTwitter分析ツール「えごったー」の使用とどのように関連しているのでしょうか？調査結果によると、「えごったー」を利用してアカウントが乗っ取られたという報告は存在しません。
しかし、「えごったー」使用中にフォロワーへの通知が行われることがあり、これが誤解の原因となることがあるようです。

「えごったー」の公式サイトでは、サービスの安全性に関するFAQがあり、「通信の暗号化によりユーザーのプライバシーとセキュリティを保護している」と説明しています。
このような暗号化は、現代の多くのウェブサイトで採用されている標準的なセキュリティ対策です。

結局のところ、「えごったー」を使用すること自体がTwitterアカウントにセキュリティリスクをもたらすわけではありませんが、アカウントの安全を守るためには、ユーザー自らが適切なセキュリティ対策を講じる必要があると言えます。

「えごったー」利用によるプライバシーへの影響

Twitter上で他人のアカウントを「えごったー」を用いて分析すると、その事実が対象ユーザーに通知される場合があります。
この機能は、軽い好奇心からの調査でも、対象となったユーザーに「なぜ調べられたのか」という疑問や不安を抱かせる可能性があります。
意図せずに相手に不信感を与え、信頼関係に亀裂を入れることも考えられます。
このような情報共有の透明性は、利用方法によっては人間関係に悪影響を及ぼすリスクがあるため、注意深い使用が求められます。

「えごったー」によるフォロー状況の明確化

「えごったー」を活用することで、フォロー解除やブロックを行った相手を特定することができます。
普段のTwitterの機能では、誰がフォローを解除したかを知る手段はありませんが、「えごったー」を使えば具体的なユーザー名を確認できるようになります。
この機能により、フォロー解除を行った側はその行動が相手に知られてしまうリスクがあるわけです。
また、ミュートされた状況も特定の条件下で対象に知られる可能性があり、プライバシーの観点から慎重な扱いが必要です。

「仲良しランキング」機能とその影響

「えごったー」の仲良しランキング機能は、ユーザー間の交流を分析し、親密度に基づいてランキングを作成します。
この機能を通じて、ユーザーは自分と相性の良いフォロワーを容易に見つけ出し、自身の交友関係を外部に示す新たな方法を得ることができます。
ただし、時には期待していないアカウントがランキングに現れることもあり、キャンペーン参加者やビジネスアカウントの場合は特に注意が必要です。
また、あまりTwitterを使わない人にとっては、ランキングに空白が多く見えることが孤独感を感じさせる原因になることもあります。

みんな大好き「ハートの形の仲良しランキング」もえごったーから作れますよ。
`⁽˙꒳˙⁾´#仲良しランキング #egotterhttps://t.co/xuzK2U936J pic.twitter.com/PbEjE7PPdf

— えごったー (@ego_tter) October 11, 2020

「えごったー」使用停止の手順

「えごったー」の使用をやめるには、公式ウェブサイトに掲載されているログアウト指示に従います。
このツールは基本的に無料で利用でき、積極的に使用しなければ自然に利用が停止する設計になっています。
しかし、ログアウトしただけではシステムからの通知を完全に止めることはできないため、完全にサービスから離れるためにはさらなる手順が求められます。

サービスの連携を解除するには、Twitterの設定メニューから「アプリとセッション」を選び、解除したいサービスを選んで連携解除を行います。
この操作はデバイスやブラウザによって異なる場合がありますが、基本的な手順は共通しています。

さらに、「えごったー」には有料機能の試用期間が設けられており、この期間中にサービスを終了させたい場合は、ログアウトに加えてアプリの連携解除も必要です。

無断でのダイレクトメッセージ送信の問題

一部のユーザーからは、自分の知らないうちに「えごったー」へダイレクトメッセージが送信されていたとの報告があります。
これは、ユーザーのアカウントが何らかの形で外部から操作されている可能性を示しています。
ただし、この現象が「えごったー」によるものと断定することはできず、Twitter上で行われているスパム活動の影響である可能性が高いと考えられます。
このような状況に遭遇した場合は、速やかな対応が必要です。