この記事では、100均グッズを使って畳の凹みを防ぐ方法をお伝えします。
合わせて、もし凹んでしまった場合の原因と対策もご紹介しています。
畳の凹みを予防する100円ショップの便利グッズ
100円ショップでは畳の凹みを予防するために役立つアイテムが手に入ります。
特におすすめなのは「防振・耐震シート」と「多機能EVAパッド」です。
1.防振・耐震シートの活用法
耐震マット劣化していませんか???
耐震マットの寿命は5年から10年。
定期的に確認し、地震対策をしよう。耐震マットの設置、張り替えを。
100均でも買えるし、
着けてないよりは良いと思います。因みにこの商品東大阪の会社みたい。
発明の町、東大阪。やっぱり頼もしい。 pic.twitter.com/8P6gpdXka3— かもめ (@brksktgoin) January 21, 2024
防振・耐震シートは、家具の揺れや振動を抑制することに特化しています。
素材には硬めのスポンジや粘着性のゲルなどが使われており、どのタイプも取り付け方法は同様です。
畳に置かれた家具の下にこれらを敷くことで、家具の重みが均等に分散され、畳の局所的な凹みを防止できます。
これらのシートはサイズや形状も多様で、さまざまな家具に対応可能です。
2.多機能EVAパッドの使い方
そういえばダイソーで売ってる、EVAシートを円形に切ったみたいな商品(多目的EVAクッション)は何かに使えそうだなとずっと思ってる pic.twitter.com/fi4BrLsi1Z
— 千春 (@chiharu3) April 24, 2015
多機能EVAパッドやEVAパッドシールといった製品は、硬質な発泡EVA樹脂素材で作られています。
これらも防振マットと同様、畳の上に置く家具の下に敷くことで、畳にかかる圧力を均一に分散させ、凹みを防ぎます。
一般的には約10mmの厚さであり、重い家具の重さもしっかりと支えることができます。
畳が凹む原因とその対策
畳が凹む原因はいくつかありますが、それぞれ対策も可能です。
家具の重みによる畳の凹み
家具が畳に及ぼす圧力が原因で、その部分だけが凹んでしまうことがあります。
家具を移動させた際に凹みが目立ち、元の配置に戻す必要が生じることも。
このような場合には、防振・耐震シートや多機能EVAパッドを使用することで凹みを予防できます。
床下の問題による畳の凹み
畳自体に問題がなくても、床下の虫食いや材質の劣化などによって床自体が凹むことがあります。
これが畳に影響を与え、凹みの原因となることがあるため、定期的な床下のメンテナンスが重要です。
畳素材の劣化とその対処
畳の表面を覆うイ草や、内部の藁などの天然素材は経年劣化しやすく、これが凹みの原因になります。
最近では、イ草や藁以外の素材を用いた畳も登場しており、これらの素材は劣化のペースが異なるため、素材に応じた適切なケアが求められます。
自宅で可能な畳の凹み修正方法
畳の凹みを自宅で簡単に直す方法があります。
畳の凹みを直す手順
- 凹んだ箇所に霧吹きで水を吹きかける。
- 固く絞った湿ったタオルをその上に置く。
- タオルの上からアイロンをかける。
水を吹きかけた後に熱を加えることで、イ草や藁が膨張し、凹みが戻ります。
ただし、アイロンが畳の縁に触れないよう注意が必要です。
畳縁に化学繊維が使われていると溶ける恐れがあります。
この方法は、筆者自身の経験に基づいています。
また、ドライヤーを用いる方法もありますが、アイロンほどの効果は望めません。
スチームアイロンを使う場合は、濡れタオルは不要で、直接スチームを畳に当てることができます。
畳のささくれの修理方法
畳のささくれも、家庭で簡単に修理することが可能です。
ささくれの補修手順
- ささくれを根元から切り取るか、消しゴムで軽くこする。
- 木工用接着剤や透明なマニキュアでささくれを整える。
- 乾く前に乾いた布で拭き取る。
これにより、ささくれが目立たなくなり、肌や衣服への影響が減ります。
日頃から畳の目に沿って掃除をすることで、ささくれの発生を予防することが大切です。
畳のメンテナンスを総括
和室の魅力を引き立てる畳は、長く使いたいものです。
凹み防止には100円ショップの便利なアイテムが活躍します。
家具の重み、床の状態、畳素材の劣化による凹みも、家庭で使えるアイロンで手軽に直せます。
さらに、ささくれには木工用接着剤や透明マニキュアが効果的です。
ただし、畳の素材がイ草や藁以外の場合、これらの方法では修復できないこともあり、素材によってはダメージを与える恐れがあるため、注意が必要です。